一番近かった人 |
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AとBとCと |
大学のときの友達B。
地元から離れた大学に進学した私には、当然のことながら大学に知り合いなんていなかった。
たまたま参加したとあるサークルの歓迎パーティで、私はBと出会った。
人見知りが災いして、壁の花と化していた私にすすすっと近づいてきた小柄な女の子。
後日知ったことだが、彼女もまた人見知りで、なんとなく一番話しやすそうな私に声をかけてみた、とのことだった。
積極的というか、いい意味でわがままな彼女のペースにいつの間にか巻き込まれていた。
気がついたら、私の部屋に入り浸っていた。
帰るのがめんどくさいといって、泊まっていったことも幾度と無くある。
冬は、狭いシングルベッドに一緒に。
夏は、どちらが床で寝るかジャンケン三本勝負とかしたりして。
Bに振り回されることは、苦痛ではなくて、むしろ喜びだった。
勝手に約束しておいて、遅刻したりするB。それを「ったく、しかたないなぁ(笑」って受け止めていられた。
そうして過ごすうちに、Bがこころの中の大半を占めるようになった。
投稿者 4wz7u9 | 返信 (1) | トラックバック (0)